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monokaki2019年人気記事ランキング

monokaki編集部

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いつもご愛読ありがとうございます、monokaki編集部です。
当記事で、2019年最後の更新となります!
今年一年間の創作活動はいかがでしたか?

しっかりと手応えを感じられた人
頑張って書いたけど成果につながらなかった人
私生活や本業が忙しくて思うように書けなかった人……
さまざまだと思います。

monokakiのテーマは「書きたい気持ちに火がつく」。
「多く読まれた記事」=それだけ「多くの人の悩みや、興味関心に寄り添えた記事」だと認識しています。
2019年の記事ランキングをお届けしますので、一緒に今年一年を振り返りませんか?*1)アクセス数集計の関係上、2018年12月掲載の記事もランキングに含まれます。

年末年始で長期休暇の方も多いと思います。
ゆっくり身体を休めて、また来年に向けて体力気力をためていきましょう。

10位 「客観性」って何ですか?(王谷晶)

今月#23が更新された、monokaki随一の長寿連載「おもしろいって何ですか?」がまず10位にランクイン!
創作は何にも脅かされることのない、自分だけの自由な表現の場。だからこそ、必要になってくるのが「客観性筋」という筋肉です。
「きちんと受け止めるべき批判」がわかれば、作品もより深まるはず。そのために何をすればいいのか?
何度でも読み返したい記事です。

「客観性」って何ですか?|おもしろいって何ですか? : 創作ハウツー

創作は人間にしかできない至上の悦びだ。だが本連載でも何度か書いているように、それを出す場所、見せる相手は慎重に吟味してしかるべきである。仮に諸君が誰にでも見える場所で差別的な表現を開陳する自由があると主張しその通り行動したら、激しい批判を受けることになる。
もしどうしてもそういうことをしたいなら、最低でもド批判される覚悟くらいは持つべきだ。他人や特定の属性を侮辱したり攻撃しておいて「批判するやつらは分かってない」「批判者の方が狂っている」「そんなつもりはなかった」みたいな言い草は道理が通らない。そして自分の表現が批判を受けるか受けないか分からないというのなら、それは「客観性筋」の鍛え方が足りないと考えよう。

9位 アマチュア作家にいちばん足りないもの(monokaki編集部)

「monokaki」編集長の有田による「Editor’s Letter」。
あなたが書く小説は、あなたが読んできたもの、見てきたもの、聞いてきたもの、感じてきたもので作られています。
特集記事のインタビューでは、皆さん口を揃えて「インプット」の重要性をお話しされます。
インプット量を増やすことは、あなただけの武器を増やすこと。読んで書いて、読んで書いていきましょう。

アマチュア作家にいちばん足りないもの|Editor’s Letter : コラム

この一年間、何人かのプロ作家にインタビューし、プロのライターさんから原稿をいただき、それ以上にたくさんのアマチュアの方の原稿を読んできてたどり着いたひとつの結論は、プロとアマチュアの最大の違いはインプット量にある、ということです。インプット量に裏打ちされた作品というのは、知識量が豊富な作品のことではありません。語彙やリズム、キャラクターや展開のバリエーションが多い作品のことです。

8位 なぜこんな物語を書こうとしているんだろう?(monokaki編集部)

「いま最もおもしろい小説を書いている作家」だけを、編集部が厳選してインタビューする「Web時代の作家たち」。
なかでも、「連載2年・改稿7年」を費やした最新作『零號琴』を上梓したばかりの飛浩隆さんのインタビューがよく読まれました。
フルタイムの本業に従事しながらも、日本SF大賞、センス・オブ・ジェンダー賞、星雲賞などを総なめにしている飛さんの創作の裏側に迫ります。

なぜこんな物語を書こうとしているんだろう?|Web時代の作家たち : 特集

「最後の一文」は、これはもう手探りで見つけ出すとしかいいようがないです。物語の帰着点はだいたいの見当をつけて書き始めるのですが、「最後の一文」はそうはいかなくて、むしろそこにどんな文章を置くか、それを考えつづけるのが「小説を書く」ということなのかもしれない。

7位 「Q.思うように文字数が増やせません」(海猫沢めろん)

今年始まった海猫沢めろんさんの新連載「生き延びるためのめろんそーだん」。
最も多く読まれたのは、アマチュア作家永遠の課題「長編が書けない!」に対する回答でした。
プロの作家が、あなたの作品まで読んで具体的な悩みにアドバイスしてくれる連載はそうそうありません!
来年もたくさんのお悩みを募集しています。応募フォームはこちら

Q.思うように文字数が増やせません|生き延びるためのめろんそーだん : コラム

まずは「文字数が必要である」という大前提があるんですよね? この前提が出てくるということは、長編を書きたい、つまり長い小説を書いてみたいということです。もっと具体的に言うと、「壮大なスケールで魅力的キャラクターがいっぱいでてきて奇想天外な事件がいっぱい起きる重厚な小説を書きたい!」これが目的だと思うのです。あるいは、「あまり事件は起こらないけれど静かで美しくてなんだか心地良い世界が書きたい」かも知れません。
とにかく、決して「ただ文字数が多いだけの小説を書きたい」ということではないはずです。

6位 「絶賛か激怒しかいらない」これぞメフィスト賞(monokaki編集部)

2019年も、新人賞の「中の人」であるプロ編集者に、「新人に求めるもの」を直接聞く「新人賞の懐」。
〆切なし、下読みなし、作品は常時受付中ですべてに編集者が直接目を通すという、「持ち込み」に近いスタイルのメフィスト賞では、刺激的なお話を山ほど聞くことができました。

「絶賛か激怒しかいらない」これぞメフィスト賞|新人賞の懐 : 特集

ヒット作や売れ筋をかなり強く意識した応募作、あたかもコピペしたかのような応募作もたまにあります。内容はおもしろいんですよ。でも、「それならこの人じゃなくて、元の作家の作品を読めばいい」で終わってしまう。メフィスト賞は「一作家一ジャンル」。「これは私にしか書けません」という、強い思いと新しさがあるものを求めます。「先行作から影響を受けているけれど、この作家で読みたい」と思わせるものが欲しい。ただし、ひとりよがりにはならず、他人を楽しませるもので。

5位 2019年上半期『Webから応募できる小説新人賞まとめ(monokaki編集部)

執筆スケジュールを作るのに参考にしてもらいたいピックアップですが、今年の上半期はランクイン。「monokaki」でも編集部にインタビューした「電撃小説大賞」や「オール讀物新人賞」などの募集がありました。そして、2020年上半期の記事も公開中です。自分の書いているものと合う新人賞を見つけて来年応募してデビューを目指しましょう!

Webから応募できる小説新人賞まとめ|ピックアップ : コラム

この記事では、
以下の「3つの条件」を満たす賞を集めました。

・今年の上半期(6月末まで)〆切
・Webから手軽に応募可能
・書籍化のチャンスもある

意外にも、書籍化デビューした作家さんの中には「まさか自分が受賞するとは思っていなかった」という方も多いんです。

4位 研究とエンターテインメントの相互作用(monokaki編集部)

作家ではないけれど、作家の隣にいて、創作を支えている人に話を聞く特集「物書きの隣人」。
記念すべき初回に登場したのは、マンガ『ゴールデンカムイ』やNHKドラマ『永遠のニㇱパ』に関わっているアイヌ語研究者の中川裕さん。
監修者は「リアルさ・正確さ」と「フィクションとしてのおもしろさ」のバランスをどう取っているのか?
貴重なロングインタビューです。

研究とエンターテインメントの相互作用|物書きの隣人 : 特集

研究は研究、エンターテインメントはエンターテインメントで別々にしてしまったら、たとえばイベントや展示を企画しても、いつも同じような人しか来ない。時間に余裕のあるおじいさんおばあさんばかりで、これだといつもと同じだなって(笑)。いつも来る人ではなくて、全然関係ない人を引っ張ってこられるところに、エンターテインメントの重要性がある。

3位 これだけ押さえればOK! 和風ファンタジー設定の肝(三村美衣)

エブリスタのファンタジーコンテストと連動した三村美衣さんの人気連載は、「恋愛」「学園」「宮廷」など、テーマごとに気を付けるべきポイントをまとめた永久保存版
なかでも最も読まれたのは「和風ファンタジー」でした。
時代設定・宗教設定・職業設定などなど、和風ファンタジーを書くにあたって気を付けるべき要素が、ひとつの記事の中にギュッと凝縮されています。

これだけ押さえればOK! 和風ファンタジー設定の肝|新しいファンタジーの教科書 : 創作ハウツー

もし巫女を登場させるなら、その巫女は何に仕えているのか。何らかの組織に属しているか。所属しているのだとしたら、その組織はどのような歴史を持ち、どんな人によって構成されているのか。どんな装束をまとっていて、その装束には何か意味があるのか。どうして彼女は巫女になったのか、誰でも志願できるのか、誰かに選ばれたのか、巫女となる血統や特徴があるのか。性別や年齢、出身や身体的な特徴による制限はあるのか。日々の業務はどういったものがあるのか。特殊な力を持っているのか、力を使うには持って生まれた特殊な能力が必要なのか、それとも修行によって手に入れるのか。

2位 「BL」って何ですか?(王谷晶)

「おもしろいって何ですか?」から上位に躍り出たのは、皆大好き「BL」って何ですか!?
16号さんによるメインビジュアルの「コンビニ前にたむろする輩」が萌える! との声多数。

小説における「萌え」と「情熱」の大切さがスパークする本文は、「BLまったく興味ない」「むしろ苦手」という方にこそ読んでほしい内容です。

「BL」って何ですか?|おもしろいって何ですか? : 創作ハウツー

BLを書くにあたっての心構え、みたいなものも本稿で書く必要はないと思っている。みなそれぞれ胸にパッションを抱いて書こうとしているだろうし、なんにせよ書く奴は書くなっつったって好きに書いてしまうものだ。それでもあえて箴言めいたことを言うならば、「これ男同士でやる必要あるの?」とか「どうしてあなたは男同士の話が好きなの?」などという外野の(または自分の内から湧いて出てくる)「素朴な疑問」には一切答える必要も心を悩ませる必要もない、ということだ。人類の歴史開闢以来世に何億何千と溢れ出ている異性愛物語に、そのような疑問が挟まれることがあっただろうか。異性愛の物語が「当然」のものなら、同性愛の物語だって同じだけ「当然」だ。シンプルな話である。

1位 これで長編が最後まで書ける! 三幕八場構成を学ぶ (monokaki編集部)

2019年のNo.1は、作家・脚本家の堺三保さんによるハリウッド式「三幕八場構成」の記事でした!
7位と同じく、「長編を書く方法」に、やはり皆さん悩まれている模様。
三幕八場構成がきちんとできていたら、一次選考はだいたい通る」というメソッドで、来年こそ長編を書ききりましょう。

これで長編が最後まで書ける!三幕八場構成を学ぶ : 創作ハウツー

目的を達成するまでには、当然それを妨げる要因がたくさん出てくる。障害をひとつずつ解決して目的に近づいていくのが、本筋である二幕です。三場が「一番低い障害」、四場は「二番目に低い障害」とあるように、障害はだんだん難しくなっていかないとダメなんです。ここをおもしろく書けるかどうかが、プロになれるかなれないかの境目だと僕は思っています。

小説の新人賞への応募作品は、だいたいここがつまらないんですよ。
一番良くないのは、ひとつ出来事があったら、また同じようなことが起こって……と、似たようなエピソードが繰り返されていくパターン。それって連作短編だよね。出来事がエスカレートしていかないと、長編にはならないんです。

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1. アクセス数集計の関係上、2018年12月掲載の記事もランキングに含まれます。

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